煌橙屋Memo

未来さんの日常駄々洩れメモ

No.812

ダニエル・キイス著 小尾芙佐訳「アルジャーノンに花束を」読了!

お外だったので泣くのを我慢しました。つまり、そうしなければ泣いていたということです。
この気持ちはなんなんだろうか。同情が近いんだろうか。
こう、和解できて良かったねって気持ちもあるんですよね。それだけじゃなくって、人生のままならなさみたいなのもあって、「そんなつもりじゃないんだ」って行き違いというか。
今読み終わったところで、情緒乱れまくり。

#小説


チャーリイに自分を投影って一体どこをどう見て同じだなんて言えるんだろう。
知能が低く、人との関わりを欲してニコニコと笑顔を浮かべる彼はとても純粋で無垢で、そこに自己を投影して同じだなんて私は言えない。
知能が高まり、孤立していく彼に「もっとやりようあるやろ!」とは思えど、彼の苦悩は彼にしか理解できないし、私がわかるなんて軽々しく言えるものでもないと思うんですよね。
チャーリイがアリスのことをキニアン先生と呼んだ時、あの彼はもういないんだなと明確に感じてしまって、悲しくなったんですよね。
もちろん、どちらも同じチャーリイなんだけれど、窓の外や鏡からこちらを見ていると表したように、別人だといえるほど、違いすぎるんよ。
アリスもチャーリイのことを少なからず思っていたのに、泣かせて喧嘩別れみたいな形になって、顔を見せたと思ったら「キニアン先生」だもんな。辛いにも程があるやろ。
チャーリイはあれで良かったんだろうか。いや、良かったって言っとるやないかいはそうなんだけど。
知らなかった方が良かったような事も気づいてしまって、知能が高まった結果孤立していってさ。
お母さんに会いに行ったらボケ始めてたのか、過去のチャーリイとそう変わらない状況になってるし。ノーマははよ母さんを施設に入れたれ。ノーマも世間体を気にしてお母さんを家で見てるけど、世間体を気にするお母さん本人はこの状況を良しとはせんやろとか思ってしまい。
すこし正気を取り戻して和解できたっぽいのは良かったねだね。畳む