煌橙屋Memo

未来さんの日常駄々洩れメモ

アンディ・ウィアー/小野田 和子「プロジェクト・ヘイル・メアリー」読了!!
6.27〜7.5

いやーほんとマジで面白かった。何を言ってもネタバレになるし、何も知らずに読むのが粋だと思うから、内容については触れられないけど、面白かったー!

#小説


あらすじ
太陽がアストロファージという藻のようなものに侵され、その輝きを失っていきつつあった。
この未曾有の大災害を前にして地球は一丸となって立ち向かう。
主人公はヘイル・メアリー号という宇宙船の船員で、宇宙の彼方で目を覚ます。そこはアストロファージに侵されているも、輝きを失っていない恒星の近くで、主人公は長期睡眠の影響で穴の多い記憶の中、アストロファージへの対策を目指す。

感想
地球のプロフェッショナルが集まり、アストロファージの解明とヘイルメアリー号の建設に関する過去パート
タウ・セチという恒星の近くでアストロファージへの対策を練る現在パートの2つに分かれている。

過去パートと現在パートは主人公以外の登場人物がガラリと変わるので、そこまで混乱は起こさない。
とても良いタイミングで過去パートが挿入されていると思う。
穴だらけの記憶から少しずつ現状を推測していく現在パートは主人公の語り口もあって楽しかった。

下巻からはバディものになり、ロッキーがかわいい!!
映画化が決まってるみたいだし、ロッキーはどういうふうに表現されるのかとてもワクワクしている。

徐々に明かされていく主人公の記憶では、片道切符の特攻任務に全くまんじりとも乗りたくなかったことが下巻の後半でわかる。
あんなにパニックをおこして、死にたくないと言っていた主人公がロッキーを助けるために死んでもいいと道を引き返すところはかっこよかった。

ストラットは気が強くて好きだが、最後の主人公に対するやり口が気に入らないので少しもやる。
そういうところ含めてストラットだと思うし、その決断力が好きなところであるからこそ、嫌いとも言いきれないし。

最後にまた先生してるところはほんわかした。畳む
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