水煮さんの鑑定結果レポ

長いので折り畳みます。

占ってもらうにあたっての経緯

Twitterで知りました。
当時の原稿が書いても書いても納得いかなくて、お願いすることにしました。
土日のお昼に予約してたのですが、これが当たらない当たらない。
3回か4回ほど応募させて頂いてたのですが、見事に落ちる。人気とは聞いていたけど、ここまでか。
と思っていたら応募の混み具合を〇△で表示するようにされていて、〇だった平日に申し込んだら即当たるという。

当日までの準備

当選メールが来たあと、占って欲しいこと、入金について、SkypeのIDについてをメールでやり取りしていきます。
このタイミングで当たると思わなかったので、急いでレポを読み直して、占ってもらう項目について書き出してメールします。
創作について鑑定してもらいたかったので、1万5千字から3万字程の作品をPDF形式で2つ送りました。
どちらも本として頒布したものなので、自信のある作品です。

「うつろいかわりゆくアイリス」

同性の友人のクロムことが特別で愛しているルフレのところに、自分の娘を名乗る少女が未来より現れて……
同性の友人が特別で大切なままでも、少女の母親を大切に思っても良いとルフレが気づくまで。みたいな話です。
特別や大切が1人じゃなくてもいいし、燃えるような熱量や覚悟だけが愛じゃないってルフレくんが自分の気持ちに折り合いと納得をつける話。

「籠の中の」

立場とか世間とかに雁字搦めなシルヴァンくんが自由なベレト先生を見ていいなぁって妬憎殺したあと、自分もそんなふうに生きていいんだって気づくまでのお話。

占ってもらったこと

・人生のテーマ
・創作へのスタンス、ジャンル別の向き不向き、強み(オリジナルとエロはいけるのか)
・計画通りに書けない。プロットは必要か不要か。
・コメントを貰っても、満足してしまって次に活かせない
・今後の人生について

上の2つの項目は他の方のレポでもよく見かけたので、お願いしました。
3つめと4つめは完全に私の悩みですね。
プロット通りに書き進めても、唐突にエピソードが生えてきて、結末の演出変えなきゃいけなくなったりして困っていたからです。
コメントに関してはめちゃめちゃ飛び跳ねるほど嬉しいんですけど、2週間くらい噛み締めては、次への活力にならなくて……
めっちゃ嬉しいんですよ!めっちゃ嬉しいんですけど、作品でお礼しよう!って思っても全然書けなくて。
5つめの今後の人生について、はちょっと迷ってることがあったので、項目としてあげました。
最終的に決めるのは自分だし、と思っているので、ふわっふわなお題にしました。ここはもうちょっと具体的に言った方が良かったかなぁと反省しています。

今回のレポの記載に関しては、水煮さんの発言を抜粋しつつ、当日に私が突っ込みきれなかったコメントを追記していく形にしています。
どこまで抜粋していいんだろうと悩みつつ、私的わかり度とパワーワードを軸に抜粋しています。

当日の話

私は読み返したかったので、Skypeチャットでの鑑定をお願いしていました。
このレポを書く前にも何回も読み返してはニヤニヤしてます。本当にありがとうございます。
さて、時間ピッタリに水煮さんからチャットが入り、鑑定に移っていきます。
水煮さん、めちゃめちゃ打つの早いので、過去のものを読み返してる間に次の発言が更新されてて、めちゃめちゃ濃度の濃い1時間でした。

・人生のテーマについて

未来さんの場合は…「心の底から安心できる場所を作るために、自分以外の存在と共存していく」というテーマになると考えられます。
シンプルに「共生」と言ってしまってもいいかもしれません。
周りと調和しながら居心地のいい場所を探していく…というよりも、暴れ回ったり他者と腹の探り合いをしたり、時には弱みをちらつかせながら、力尽くで自分にとって都合のいい場所を作っていくイメージです。
共存といいつつ、その裏には「生存競争」のイメージも色濃くあるかな~と…。

共生って聞いてピンと来なくて、首を傾げてたら、生存競争って言われて、めちゃめちゃ普通に声出して笑いました。
確かに、私の創作スタンスというか、書きながら思ってることが、これが俺の自カプ解釈だーー!!くらえーーーー!!な感じなので。あわよくば自分の解釈がメイン解釈になれぐらい思ってる。性質が悪い。

・創作のスタンス、向き不向きについて

「ギャップのある人」「素直ではない人」「屈折している人」といった、人間らしい揺らぎやある種の面倒くささを持った人物を動かすことが得意ではないかな、という印象です。
実際の作品でも、人物の心の移ろいが自然かつ説得力のあるものとして描かれてらっしゃったので(変化の余地があること、変わりゆく過程にあることが端々でにおわされている、といいますか…)、この性質はすでに武器としてガンガン使われていると思います。

めんどくさい人間大好き!!!!
サンプルに出した作品を振り返っても、これまで好きになったキャラクターを振り返っても、めんどくさい男ばかりだな。伊織順平とかシルヴァンジョゼゴーティエとかいう男とか。単純に見えて複雑そうな、陽キャの陰なところとかも好きです。
めんどくさい男が自分なりの納得とかを得るまでの変化を書きがち。今回の占いで気づきました。

また、人間の内面を深く掘り下げることに特化している一方で、人々を生きる喜びや高揚感のままに突っ走しらせるのも得意な天体配置です。
描写の質としては気を抜くと重たく暗くなりやすいのですが、展開面で「細けえことはいいんだよ!」という明るさ…というより閃光に近い輝きを盛り込んでいけるので、総合的には「バランスのいい作品」に仕上がっていくのではないかな~と…。
そう思ったのですが、明暗の幅がとても広いので、ジェットコースターみたいになることのほうが多そうですね。
ただ、明暗のあいだにあるグラデーションを描くのもとても得意なので、意外と読者には負荷はかからないと思います。

うるせー!!しらねーー!!ってオチをぶん投げた原稿を思い出す顔。
細かいことは知るかと戦場に駆けつけさせたことを思い出す顔。
いやほんとまじで、今回サンプルに出してない話なんかはソレすぎてアレ。
展開の激しさに読者は振り回されてないかな?ちゃんと着いてきてくれてるかな?って不安に思っていたので、今回の水煮さんの言葉に少しほっとしました。まあ、他者を気にしたところで、私は私の書きたいように書くので、気にしようと気にしなかろうと関係ないんですけどね!

「うるせーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」でぶん投げる感じ、めちゃくちゃ強い天体配置だと思います!
そして、ぶん投げるからこその爽快感やスピード感が、重々しさや面倒くささをなんかこう…どうにかしてしまうのではないかなぁと…。
「どうにかしてしまう」としか言いようがない感じでものごとを解決できてしまう天体配置でもあるんです。
問題がなにも解決してなくても、「しらねえ!!!!!」と問題を突っぱねることができたら、もうその人の中では問題ではなくなってしまうので…。

実生活のほうでも、わりとうるせー!!しらねーー!!って問題をぶん投げて解決したかのように見せるので、占いすげえとただただ感心してました。
「私が知らなければ、それは無いのと同じことなので」って言って、クロムの支援をルフレ、リズ、フレデリク以外見てない話を思い出したよね。

また、かなり極端な「主観特化型」の天体配置でもあります。
特定の人物の内面を描くことで没入感を演出するため、視点の移動はあまり得意ではありませんし(頻繁な視点変化は作者にとっても読者にとっても負担になりそうです)、理屈や秩序にのっとって現実的に物事を解決することよりも、「納得すること」「吹っ切れること」に重きを置くことが多いのではないかな?という印象が強いです。
納得・吹っ切れタイプの作風なので、読後の「腹に落ちる」感覚もとても強いのではないかな~と思います。実際の作品も、両方とも読後感が「なんだかすごく気持ちよかった…」なので…。

ここめちゃめちゃ承認欲求爆上がりでした。
読後感が気持ちよかったなんて言ってもらえることある!?私今まで言ってもらったことないんだけど!
また、納得・吹っ切れタイプの作風って言われて、過去作を振り返れば、そんな話しか書いてねぇ。なんでバレたんだ。

・プロットの要不要について

そして、プロットの要不要についてなのですが、主観重視タイプゆえにプロットを切った上で物語を作るのは苦手そうだな~という印象が強いです。
が、「シーンの背景設定」や「このシーンでぜったいに書くべきこと」「起こる出来事」についてあらかじめ設計図があると、執筆中は感情を積み重ねて深掘りすることだけに集中できるので、プロットもあったほうがよりパワフルな作品ができると思われます。 原稿執筆しながら登場人物たちの隠された感情に気付いたり、理解を深めていくことが得意な天体配置なので、最初に決めた落としどころでは物語がおさまり切らないだろうな~という印象が強いです。
計画通りにはできないかもしれませんが(ものすごい勢いでオーバーランしそうなので…)、プロットはあって損はしないと思います。
あと、毎回プロットや計画を立てて毎回オーバーランしたり大爆発したりしているうちに、どういうふうに・どの程度プロットや計画から逸脱するのかつかめてきて(わりとパターンがあるタイプだと思います)、「オーバーランを前提に計画を立てる」という技能が身につきそうでもあります。
爆発した数だけ強くなれる天体配置でもあり、大事故を起こしても自分だけは生還できそうなしぶとさも感じられるので、容赦なく事故っていただければと思います!

プロット通りに書くの苦手侍〜〜
実際に書いても、出すべき情報だけメモしてる感じなので、なんで分かるんだ。
着地点が迷子になって、探しながら書くことがあったので、なるほどこれがオーバーラン。
設定とかエピソードをニョキニョキ生やしながら、わかんねー!!って爆発しまくった原稿が1番完成度高い気がするんだな。
爆発しただけ強くなれるって語彙が強すぎませんか?すき。

・コメントを貰っても、満足してしまって次に活かせないについて

これはきっと仕様ですね…。
他人に褒められるとうれしいけれど、「なにに価値があって、なにを変えるべきかは自分が決める!」というこだわりがとんでもなく強い天体配置なので、 コメントが創作の燃料にはなりづらいだろうな~という印象が強いです。
褒められても「それでも私はこんなんじゃダメだと思う!」と暴れそうですし、けなされても「うるせーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」と暴れそうなので、よくも悪くも承認には振り回されづらいタイプかな~と…。

びっくりするほど我が強すぎる……
自分の世界に他人は存在しないのか。

ちなみに、「この人に取り入りたい(それだけの価値や魅力があるから)」という人からコメントをもらった場合のみ、そのコメントを活かしながら次回作をつくっていけると考えられます。
「『特定の他者』を支配する」「特定のだれかの『特別』になる」ということに非常に長けた天体配置なので…。 ただ、そのターゲットが未来さんにとって魅力的な人物・層ではないと、結局ガン無視して書くことになると思います。
ガン無視するだけなので、デメリットはないですね。

ターゲットを明確にした上で書いた方がいいってことだな!と私は理解したのですが、10年近く付き合いのある性癖は信頼しているが好きなキャラは全然違う知人に見せたところ、「私を刺すつもりで書いたらいいんですよ!」と言われた。
この知人がツイッターに放流していたネタを根掘り葉掘り聞き込みしたので、次回作はあなたを刺します。よろしくお願いします。
人のアドバイスとか聞けない聞かないところが、完全に出てて、創作とか関係なく実生活を思い出すんですがこれは。

・今後の人生について

星回り的には…来年度まるごと(つまり2022年4月から1年間程度/期間はざっくりとしたものとして見てください…)それなりに大きな変化のタイミングになっていますね。
「こう在らなければいけない」という観念・思い込み・意気込みを手放して、「何者でもない私」というゼロ地点に戻ることによって、「何者にもなれる私」になっていきたいな~…という時期です。
自分で場や環境をコントロールしようとすると、逆に苦しくなりやすい星回りでもあります。
一方で、がんばればがんばるほど泥沼…というほどわかりやすくはないですね…なんというか真綿で首を絞められるような展開になりやすかったりもします。

真綿で首を絞められる!!
普段からゆるゆる適当にがんばろうタイプだからこそ、ジワジワ首締める感じなのかなぁと。
タロットの死神とか塔が近いのかな。タロット知識はペルソナくらいしかないもんで。認識と知識がゆるふわ。

まとめ

今回頼んでめっちゃ楽しかったです。ありがとうございます。
ふわふわと言語化できてない部分に名前をつけて貰えた感覚です。
また、創作の傾向に関してお話してもらえるので、こうして振り返ると、私これしか書いてないじゃん!これが強みかな?ってなりやすいです。
すごい勢いでチャットが入力中になるので、ちゃちゃ入れるのも悪いかと遠慮して、鑑定内容にハート飛ばしました。
チャットとして物が残る分、レスとかの気軽な反応が返せないのが難しいなぁと。この辺は慣れとかもあると思うので、そこまで気にする必要も無いのかな。