進撃の巨人最終巻について

進撃の巨人最終巻について

先生お疲れ様でした。
まともに読み始めたのはマーレ編入ってすぐの無料期間と遅遅の履修でしたが、とても面白くて、ハラハラとした気持ちで続きを待ちました。
というわけで最終巻ネタバレあり感想です。

こんなに人死ぬ漫画なのに推しが生き残ったぞ!????(ジャン)
え、そんなことある?いや、オルフェンズの時にあったな。当時はタカキが好きで、彼には識字を覚えて、平穏に暮らして欲しいと思ってて、その通りになったけど、オルフェンズくん、そうじゃないじゃん?
オルフェンズの話はとりあえず置いておこう。言いたいこと沢山あるけど、過去の話にしておかないと辛いのは私である。

さて、33巻の時点で私は「もうこれゼロレクイエムエンドしかないやん。エレンが世界中の恨みつらみをかき集めて死んでいくしかないやん」って言ってたんですけど、その通りになったわね……
約ネバとかは想像以上のエンディングをご用意されてたので、進撃も同じように私の想像を越えてくる何かがお出しされるんじゃないかと思ってました。
まあ、あそこまで来た以上、やっぱりああするしかなかったよなぁ。気がついた時には既に遅いんだよなぁ。
エレンも相当迷ったんだろうけど、どうにもならないからマーレに単身凸ったんだろうし。覚悟の上だっただろうけど、辛かったよなぁ。

好きなシーンはたくさんあって、これを連載リアルタイムで追いかけてた人間は気が気でなかっだろうな。

ミカサが皆を鼓舞するために下手くそな演説をまたしようとしてたのは可愛かった。相変わらず下手くそだなぁ。

ライナーとジャンが共闘してるのも可愛かったですね。二人とも10位に入るだけの実力者なので。

オカピのところはあれギャグですか……?シュールギャグ?面白いから好きだけどオカピ。

兵長もねぇ、あのね、エルヴィン団長の命令が遂行できなくて、ずっとずっと引きずってるの最高だよ。捧げた心臓の行方の話されてるの堪んねぇよ。

アルミンとジークの対話も良かったよぅ。何気ない日常の穏やかな一コマがとても大事で、ジークにとってのキャッチボールがそれだったてのもいいね。
ジークが「おーい!」って兵長のこと呼んだのもいいよ。好きだよ。兵長が自分のことを殺したいのを知ってて呼ぶんだもん。殺させてやるって感じがするし、自分はもういいとも思ってるのかな。

マーレ関係は親子関係に難あり過ぎたので、それが解消されて良かった。あの収容区のことを考えると、ああならざるを得ないので。

光るムカデの煙のところはコニーのセリフを読んでも、兵長のセリフを読んでも、全然意味を分かってなくて、ピカッしてからぎゃあ!言って、ページを戻しました。
残った兵団以外の人間で、ガビだけがあの煙の意味を理解し、飛び去っていくファルコ達を見ているのは、大変エモく思います。
娘が生きててよかったと泣きながら縋る両親に挟まれるガビの顔が良い。
ファルコはカビを巨人にしないために頑張ってたのにね!

コニーとジャンが肩組んで、燃えカスの話はしてるのも良かったなぁ。
あの燃えカスがジャンをここまで連れてきたんだ。
ここで1回、推しが死んだの歌を歌いました。

最終話冒頭のエレンとアルミンの対話は大変良かったですね。
お母さんに巨人を向かわせたのは実質エレンで、壁を壊した実行犯であるライナーやベルトルト、アニのせいではなかったってのも衝撃的で、アルミンの目のアップが最高だった。

ミカサとエレンの仲は幼馴染でしかない、世界で一番大切な人のうちの一人だと思ってたんですけど、エレンが想像よりもずーーっとミカサのことが好きで二度見しました。
「一生オレだけを想っててほしい!!」
「オレが死んだ後もしばらく……10年以上は引きずっててほしい!!」
ってだいぶこと重いなって。気持ちはわかるけども。

みんなのところにもエレンは挨拶に行ってたけれど、二次創作で一億回使われるやつだ!!って思いました。
ライナーにもアニにも会いに行ってたけど、ピークちゃんの所には来なかったんだなぁ。
ピークちゃんが「私もお話したかつたなぁ」って言ってたのが、エレンの中で同期は特別って感じがして良かった。同期が特別ってのもあるんだろうけど、ピークちゃんとは接点がほとんどなかったからねぇ。願ったところで会えない感じが良かったのかもしれない。

捧げた心臓の行方を伝える兵長もかっこいいよ。
大切な仲間たちを見殺し、時には自分の手で殺めてきた彼がその結末を伝えるのはとても尊いと思うのです。
今、見直して気づいたけど、兵長泣いてるわね!!

サシャが満面の笑顔だったのが、どう捉えていいのかはかりかねてます。
自分の死に納得してるのか、この結末に満足してるのか、コニジャン頑張れって感じなのか、なんなのか。
死者は口を開いてくれないので、あの笑顔から推測するしかないんだけど、どう、どう捉えたらいいの……
うう、サシャがすきだったんだよ……

マーレ軍に銃を突きつけられ、人か巨人かを今ここで証明しろと言われた時にアルミンの言ったセリフが、エレンが初めて巨人化したときの説得セリフと似ている気がしました。
マーレ編からしか買ってなくて確認できないのが大変惜しい。

ミカサの気持ちは最後の「マフラーを巻いてくれてありがとう」に集約されると思うんですよね。
つらい。沢山の気持ちが詰まってて、読んでるこっちが情緒不安定になるわ。

コミックスで追加されたというラスト4ページってあれジャンだよな!!!!!
ジャンだろあれ!!!!
お前ーーーー!!ジャーーーーン!!!!
何をどう受け止めればいいのか、わっっかんねーんだよ!!